『No Bad Waves: ミッキー・ムニョスが語るストーリー集』

『NO BAD WAVES：ミッキー・ムニョスが語るストーリー集』

読ませて頂きました。文に写真に迫力のあるもの、そして観たこともないような聞いたこともないようなストーリーがちりばめられていて本当に刺激のある時間を体験することができました。いちサーファーとしてサーフィンというもの自体を自分の頭の中で考えていたもよりも遥かに超える実際の話があることに驚きました。自分ごとになりますが、僕は小さな頃、物心つく前から父親の影響でサーフィンをしてきて、地元でのいろんなコンディションの波から、コンテストで日本中を駆け巡り、海外にもコンテストで足を運び、雑誌の取材でトリップにも行ったり、ノースシーズンのハワイも経験したつもりでした。様々なサーフィンについてかかわってきて楽しんできたつもりでしたが、この本を読んだ後に残ったものは、まだまだ本当のサーフィンというものに出会っていないんじゃないか、もっと海と対話する時間を持つべきであって、答えを出すのはまだ早いんじゃないかっていう気持ちになりました。もっと今までどうりサーフィンしていくことにプラス、今まで以上に海とのコミニュケーションも、いろんな方法があっても、もっと自然を感じ、対話することができるんじゃないかと改めて思いました。